先天性心疾患

アメリカ成人先天性心臓協会ACHAのウェビナー

海外の先天性心疾患者を支援する組織について興味があり調べています。 アメリカ成人先天性心臓協会(ACHA)のウェビナについて調べました。 今年から開催頻度が上がり、ほぼ毎週水曜日に行っています。 リスト リンク 開催時刻 言語は? 実際に見てみました…

アメリカの組織研究 the Adult Congenital Heart Association(ACHA)

海外では先天性心疾患の人々を支援をどのようにやっているかに興味があります。 そこで、支援組織について調べています。 アメリカのthe Adult Congenital Heart Association(ACHA)について調べました。 リンク まとめ 目的 活動の特徴 会費 感想 リンク Adu…

次世代のフォンタン

フォンタンの医療技術の未来に興味があります。 次世代のフォンタンについてまとめた解説論文がアメリカ心臓協会にありました。 新技術についての部分をまとめてみます。 論文情報 まとめ 感想 論文情報 Fontan Circulation of the Next Generation: Why It'…

先天性心疾患患者がやった方が良い事と出来ない理由

以前、アメリカ心臓病学会 cardiosmart 先天性心疾患との生活=10のヒントを読みました。先天性心疾患患者の体調をよくするためにやった方が良いことが色々あると思います。 やった方が良いとわかっているけどできない理由を考えてみました。 まとめ やった…

「うちの娘は長く幸せに暮らせるの?」フォンタン児の親の心配

フォンタン者の問題、将来リスクについて興味があります。フォンタン児の親の関心事についての論文がありました。オーストラリアとニュージーランドのフォンタンデータベースをもとに、親へ質問した結果をまとめた論文です。 論文情報 まとめ 調査方法 質問…

フォンタン成人の統計(オーストラリアとニュージーランド)

フォンタン者の余命についての論文を読みました。米国心臓病学会の論文です。オーストラリアとニュージーランドには、フォンタン者を登録する仕組みがあり、その分析をした論文です。2018年発表です。 論文情報 まとめ 感想 論文情報 Clinical Outcomes in A…

先天性心疾患の子供の身体活動

先天性心疾患の運動による体調の維持、長期的な体調改善について調べています。 先天性心疾患の子供の身体活動の傾向について、メタアナリシス論文がありました。 論文情報 まとめ 先天性心疾患者は身体活動不足の人が多いか? 身体活動不足の原因 身体活動…

先天性心疾患の神経発達とその支援

先天性心疾患の知的発達、知能面の疾患について興味があり調べています。傾向と支援活動の先進事例を知りたいと思い、論文を読みました。検査方法、支援方法ともに発展途上とされていました。 論文情報 リンク まとめ 解ってないこと 感想 論文情報 先天性心…

先天性心疾患児の親の心理・行動傾向のメタ分析

先天性心疾患の子供が生まれた時の親の心理・行動について、複数の論文を合わせて分析した論文がありました。22の研究をまとめた論文です。 (子供が生まれる前から乳児の間までを対象としています。) この論文をもとに、子供が生まれてから退院するまでの…

先天性心疾患の学業成績(米ノースカロライナの調査)

先天性心疾患の知的面の発達の問題が気になります。先天性心疾患は軽度であっても、学業成績が基準以下の人の割合は、重度の人と変わらない。この人に支援が行き届いていない可能性があるという論文がありました。 論文情報 まとめ 過去研究との違い 対象者 …

新型コロナウイルスワクチンの優先順位と先天性心疾患

先天性心疾患患者が新型コロナウイルスのワクチンを受けるべきなのか、いつ受けるのかなどどのようになっているのか気になります。 ワクチンの優先順位はそれぞれの重症化リスクと関連があると思います。 2021年1月上旬の日米英の状況を調べてみました。 ま…

フォンタンの子供の体組成と運動能力

フォンタンの子供の体についての論文をよみました。Journal of the American Heart Associationに掲載されています。肥満と低体重両方があります。全体としてみれば、筋肉などが少ない傾向です。 論文情報 リンク まとめ 感想 注意点 論文情報 Body Composit…

fontanで運動能力が良い人の特徴

先天性心疾患の体調管理に興味があります。 フォンタン患者のうち運動能力が高い人と低い人の違いについて調べた論文を読みました。やはり年齢との関係が強いですが、ビタミンDが十分かどうかなども関係すると書かれています。 論文情報 まとめ 感想 論文情…

COVIDによる変化をより良い診療につなげる

コロナで起こった医療の変化を将来の理想的な医療につなげようという論文を読みました。 論文情報 リンク まとめ 感想 論文情報 Adult congenital heart care in the COVID-19 era, and beyond: A call for action Michael A. Gatzoulis他著 International J…

International Journal of Cardiology-Congenital Heart Diseaseの巻頭言

今年(2020年)にInternational Journal of Cardiology-Congenital Heart Disease誌が創刊されました。この巻頭言を見てみます。 先天性心疾患の医療の現状の課題がまとめられ、論文誌の目指す方向がかかれています。 論文情報 Welcome to “The new Journal,…

運動テストCPETの将来予測への活用(修復されたファロー四徴症の場合)

先天性心疾患者の運動について興味があります。心肺運動検査(CPET)の結果を使って、修復されたファロー四徴症患者の将来リスクを予測する可能性についてのメタアナリシス論文(過去の論文をまとめて分析した論文)を読みました。 論文情報 Cardiopulmonary E…

先天性心疾患における慢性心不全 --運動能力の問題--(AHA科学的声明をよむその3)

先天性心疾患の長期的リスクが気になります。 2016年にアメリカ心臓協会の科学的声明として、慢性心不全(heart failure)について書かれていました。 3回目として、先天性心疾患者と運動能力の問題(Exercise Intolerance)について書かれた部分をまとめます…

開窓フォンタン 閉じると閉じないの違いは?

フォンタン手術の開窓は閉じるべきか?効果は何か?について興味があります。 開窓フォンタンを閉じた場合と閉じない場合のその後の状況についての論文を読みました。 アメリカMedical College of Wisconsin 2013年の論文です。 フォンタン開窓とは? 論文情…

40歳以上の修復された心室中隔欠損者でも、酸素摂取能力が低い

先天性心疾患の長期リスクを調べています。 手術で修復された心室中隔欠損者は、定期通院をしない場合も多いが、酸素摂取テストの結果が良くないとのデンマークの論文がありました。 論文情報 リンク まとめ 感想 論文情報 40歳以上の心室中隔欠損者の機能的…

先天性心疾患における慢性心不全 --影響--(AHA科学的声明をよむ その2)

先天性心疾患の長期的リスクが気になります。 2016年にアメリカ心臓協会の科学的声明として、慢性心不全(heart failure)について書かれていました。 2回目として、先天性心疾患者と心不全の関係について書かれた部分をまとめます。 論文情報 Chronic Heart…

先天性心疾患における慢性心不全 --問題と統計--(AHA科学的声明をよむその1)

先天性心疾患の長期的リスクが気になります。 2016年にアメリカ心臓協会の科学的声明として、慢性心不全(heart failure)について書かれていました。 統計の記述を見てみます。 論文情報 Chronic Heart Failure in Congenital Heart Disease A Scientific S…

30年間のノーウッド手術後の死亡率の低下

先天性心疾患に関するこれまでの医療の進歩に興味があります。 ノーウッド手術後救命率の変化についての論文をよみました。 論文情報 Decreasing Interstage Mortality After the Norwood Procedure: A 30‐Year ExperienceMichelle Kaplinski他著 Journal of…

先天性心疾患と脳卒中リスク

先天性心疾患の長期リスクを調べています。 虚血性脳卒中リスクについての論文を読みました。デンマークでの研究です。 論文情報 リンク まとめ 調査対象 リスク 感想 論文情報 先天性心疾患の成人における虚血性脳卒中 Ischemic Stroke in Adults With Cong…

軽度から中等度の先天性心疾患の高齢者は、神経認知障害リスクがある

先天性心疾患の脳機能への影響が気になります。 軽度から中等度の先天性心疾患の高齢者は、認知機能テストのスコアが一般者よりも劣るとの論文がありました。Stanford University School of Medicineの論文です。 論文情報 まとめ 問題がある項目 この研究の…

先天性心疾患と遺伝子の解説(2017年Current Opinion in Pediatrics誌)

先天性心疾患に関係する遺伝子の研究が進んでいるようです。 2017年のCurrent Opinion in Pediatrics誌の記事を読んでみました。 論文情報 まとめ 感想 雑誌情報 論文情報 The Genetics of Congenital Heart Disease…Understanding and Improving Long Term …

先天性心疾患とコロナウイルス ニューヨークの分析

先天性心疾患患者のコロナウイルスリスクが気になります。アメリカニューヨークの事例が2020年10月14日に発表になりました。 遺伝子性疾患や、合併症のある人、高齢者の重症化リスクは高い一方で、若年者については、一般と比べて、とりわけ高リスクとは言え…

先天性心疾患児の運動発達への親の影響?

先天性心疾患と運動について調べています。子供・幼児の運動発達についての論文を読みました。少し古く2008年、ドイツケルンの事例です。 ドイツでは、安全な場所で運動発達を促進する活動を行う治療サービスがあるそうです。 論文情報 リンク まとめ 感想 …

若年先天性心疾患患者のがんリスク スウェーデンの研究

先天性心疾患患者の長期リスクについて調べています。 先天性心疾患患者とがんの関係についての論文を読んでみました。2019年スウェーデンの研究です。 論文情報 リンク まとめ 感想 雑誌情報 論文情報 Risk of Cancer Among Children and Young Adults With…

フォンタンの循環を改善する薬の研究 (臨床試験の論文)

アメリカ心臓協会の「2019年の研究の進歩」に載っていた、フォンタンの運動を改善する薬の論文を読んでみました。ウデナフィルという薬の効果についての論文です。 論文情報 まとめ 感想 論文情報 Results of the FUEL (Fontan Udenafil Exercise Longitudi…

アメリカ心臓協会(AHA) 2019年の心臓研究の進歩

アメリカ心臓協会(AHA)が毎年心臓病と脳卒中の主要な進歩を発表しています。2019年版を見てみました。先天性心疾患に関係する部分を中心に、一部をまとめてみます。 まとめ 感想 AHA names top heart disease and stroke research advances of 2019 | Ameri…