小児

fontan者が行ってもよい高地はどこまでか? 場所ごとの気圧は?

フォンタン者は高地に行ってはいけないと言われています。 どのくらいまでなら良いかははっきり言われていません。 色々な条件での気圧変化について調べてまとめました。 個人的に医師から言われた事 気圧変化のまとめ 図の説明 感想 個人的に医師から言われ…

フォンタン児の睡眠障害と神経発達の問題の関係

睡眠の質が良くないような気がしています。 フォンタン児の睡眠と神経発達障害の論文が発表されていました。 同グループから以前にも論文化されていて、読んでいました。 先天性心疾患者以外でも、睡眠に問題があれば、悪影響があると思います。 論文情報 リ…

ボストン小児病院の心臓フィットネスプログラム

先天性心疾患者の体調維持に興味があります。 そのための、運動プログラムについて調べています。 ボストン小児病院のホームページを見てみました。 リンク まとめ 目標 参加者 期間と頻度 内容 感想 リンク Cardiac Fitness Program | Boston Children's Ho…

先天性心疾患児の神経発達と改善 AHA 科学的声明

先天性心疾患の知能面発達の問題と改善が気になります。 アメリカ心臓協会(AHA)のScientific Statement(2012)があり、読んでみました。 論文情報 Neurodevelopmental Outcomes in Children With Congenital Heart Disease: Evaluation and Management (先天…

先天性心疾患児の閉塞性睡眠時無呼吸と神経認知障害は関係がある

睡眠の質が良くない気がしています。 先天性心疾患の閉塞性睡眠時無呼吸と神経認知障害の関係についてのアリゾナ大学グループの論文がありました。先天性心疾患者、かつ閉塞性睡眠時無呼吸患者は、IQが低い傾向があると書かれています。 論文情報 リンク ま…

先天性心疾患児の健康維持 イギリスGreat Ormond Street 小児病院

海外の先天性心疾患への支援について調べています。 イギリスにあるGreat Ormond Street 小児病院のページに親むけの先天性心疾患児の健康維持のための情報がありました。 情報元 まとめ 感想 情報元 Helping your child with congenital heart disease to s…

先天性心疾患者は脚の痛みを訴える傾向がある(イギリスの論文)

脚が痛いとよく訴える気がしています。先天性心疾患者へアンケートした結果、兄弟よりも脚の痛みを訴える傾向があるという論文がありました。原因はまだ特定されていないようです。 論文情報 リンク まとめ 感想 論文情報 Leg Pains in Congenital Heart Dis…

小児先天性心疾患者向けのwebベースの運動プログラム ドイツの研究

先天性心疾患者の運動について興味があります。 小児先天性心疾患者向けのwebベースの運動プログラムと効果測定方法の提案についての論文を読みました。ドイツの論文です。 論文情報 リンク まとめ これまでの研究の問題点 参加者 感想 雑誌情報 論文情報 We…

先天性心疾患の子供の身体活動

先天性心疾患の運動による体調の維持、長期的な体調改善について調べています。 先天性心疾患の子供の身体活動の傾向について、メタアナリシス論文がありました。 論文情報 まとめ 先天性心疾患者は身体活動不足の人が多いか? 身体活動不足の原因 身体活動…

先天性心疾患児の親の心理・行動傾向のメタ分析

先天性心疾患の子供が生まれた時の親の心理・行動について、複数の論文を合わせて分析した論文がありました。22の研究をまとめた論文です。 (子供が生まれる前から乳児の間までを対象としています。) この論文をもとに、子供が生まれてから退院するまでの…

先天性心疾患の学業成績(米ノースカロライナの調査)

先天性心疾患の知的面の発達の問題が気になります。先天性心疾患は軽度であっても、学業成績が基準以下の人の割合は、重度の人と変わらない。この人に支援が行き届いていない可能性があるという論文がありました。 論文情報 まとめ 過去研究との違い 対象者 …

新型コロナウイルスワクチンの優先順位と先天性心疾患

先天性心疾患患者が新型コロナウイルスのワクチンを受けるべきなのか、いつ受けるのかなどどのようになっているのか気になります。 ワクチンの優先順位はそれぞれの重症化リスクと関連があると思います。 2021年1月上旬の日米英の状況を調べてみました。 ま…

先天性心疾患児の運動発達への親の影響?

先天性心疾患と運動について調べています。子供・幼児の運動発達についての論文を読みました。少し古く2008年、ドイツケルンの事例です。 ドイツでは、安全な場所で運動発達を促進する活動を行う治療サービスがあるそうです。 論文情報 リンク まとめ 感想 …

運動で先天性心疾患小児の動脈硬化が緩和される(2018)?

先天性心疾患の運動効果について調べています。先天性心疾患児は運動が少ない方が多い方よりも動脈硬化が進んでいるという2018年の論文がありました。 カナダのUniversity of Saskatchewanなどの研究です。 論文情報 Physical activity modulates arterial s…

コロナの外出制限中の小児先天性心疾患者の運動の減少

コロナの流行による外出制限の健康への悪影響が気になります。 外出制限期間の前後での歩数の変化についてレポートがありました。 カナダの論文(速報)です。 論文情報 まとめ 方法 結果 論文に書かれた結論 感想 論文情報 Reduced Physical Activity Durin…

フォンタンの吸気筋トレーニングは効果がある(2017年の論文)

先天性心疾患の運動について調べています。 運動の中には、有酸素運動、筋トレ、呼吸筋トレーニング、柔軟等があると思います。この中で一般になじみのない運動として呼吸筋トレーニングがあります。 前回の フォンタンの運動「フォンタン アメリカ心臓協会A…

アメリカ心臓病学会 cardiosmart 先天性心疾患との生活=10のヒント

アメリカ心臓病学会cardiosmartに先天性心疾患患者の生活の10のヒントがありました。 わかりやすかったのでまとめてみます。 出典 リンク まとめ図 医療情報の整理整頓 検査を続ける 成長に応じた医療 体の状態を感じて説明できるようにする 早い段階で心臓…

心拍管理しながら運動をやってみる(定期的運動のチャレンジ体験記)

先天性心疾患患者は、少し強めの運動が勧められていることが多いです。 実際にやってみて、やり方を工夫してみました。 また、心拍を読み上げて管理するためのAndroidアプリも開発して、心拍数を一定にするように運動しています。 play.google.com なぜ始め…

フォンタン患者が運動すると肝機能に悪影響がある?? その3(蛋白漏出性胃腸症関連も)

2016年から2017年にかけて埼玉医科大学総合医療センター 小児循環器科のグループからフォンタン患者の運動の肝機能などへの悪影響に関する学会発表が行われています。 3本目の学会発表についてまとめてみます。 「フォンタン患者の日常生活活動の特徴と肝う…

コロナウイルスへの感染と先天性心疾患(イタリアの論文) 深刻な人はいないがまだデータが少ない

コロナウイルスへの感染で先天性心疾患の人はどうなるのか気になります。 2020年6月8日にイタリアの事例が論文化されています。 論文 リンク まとめ 感想 注意点 論文 COVID-19 and Congenital Heart Disease: Results from a Nationwide SurveyJolanda Saba…

TCPCフォンタン実施後の傾向(福岡こども病院)

European Journal of Cardio-Thoracic Surgeryに福岡こども病院のTCPCフォンタン実施後500人の状態についての論文がありました。2015年の発表です。 TCPCの初期から中期の結果を評価することを目的とした論文です。 論文 リンク まとめ そのほかの情…

感染性心内膜炎の対策(アメリカでの解説事例)

先天性心疾患患者が気を付けないといけない感染性心内膜炎の対策について調べています。アメリカの情報を見てみました。メドトロニック社のホームページに動画と解説が載っていました。人工弁置換をしたMike君が主人公です。 感染性心内膜炎の原因 大事なこ…

感染性心内膜炎について

先天性心疾患で患者が注意することとして、感染性心内膜炎があります。 これを調べてみました。日本小児循環器学会のガイドラインの一部を参考にまとめました。 参考文献 どのくらいの人がかかる? なりやすい人は? なりやすいのはどんな時? 予防方法(患…

先天性心疾患の運動方法についてのまとめ

先天性心疾患の運動方法について調べています。 ここまで調べたことをまとめてみます。 先天性心疾患の中で、どの疾患を対象にした文書かによっても指示が大きく異なってきます。実施前に医師の指導を受けるべきというのは、共通の指示でした。 以下では、出…

フォンタンの人工血管は一生そのままでいい?

日本小児循環器学会雑誌(2020)にフォンタンの人工血管の長期的な変化に関する 症例報告とEditorial Commentがありました。 論文情報 リンク わかったこと 感想 論文情報 心外導管型フォンタン手術後遠隔期に導管狭窄をきたした2例 満尾 博(九州大学病院心臓…

在宅運動プログラムでフォンタン患者の生活の質を上げられる??

Online Journal であるCongenital Heart Disease誌に、「家庭内での運動プログラムでフォンタン患者の身体的生活の質を上げられるか?」という論文がありました。(2016) ウィスコンシン小児病院の研究です。 論文情報 タイトル Can a Home-based Cardiac P…

子供を運動させるには?(アメリカ心臓協会AHA)

アメリカ心臓協会で「子供を運動させるには」という解説がありました。 アメリカ心臓協会は、子供と10代(6〜17歳)が毎日、中程度から激しい運動を少なくとも60分間受けることを推奨しているそうです。 リンク まとめ 要約 活動的な子供は次のような傾向が…