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フォンタン児の睡眠障害と神経発達の問題の関係

睡眠の質が良くないような気がしています。 フォンタン児の睡眠と神経発達障害の論文が発表されていました。 同グループから以前にも論文化されていて、読んでいました。 先天性心疾患者以外でも、睡眠に問題があれば、悪影響があると思います。 論文情報 リ…

fontanと脂肪肝 アメリカ(Cincinnati Children's Hospital)の論文

先天性心疾患の長期的な変化を調べています。 フォンタン者と脂肪肝についてのCincinnati Children's Hospitalの論文がありました。 論文情報 リンク まとめ 感想 論文情報 Hepatic Steatosis in Patients With Single Ventricle and a Fontan Circulation (…

フォンタン者は血中の脂質異常が多い(アメリカの論文)

先天性心疾患者の長期的な体調変化について調べています。フォンタン者は血中の脂質異常が多いという論文がありました。 論文情報 リンク まとめ 感想 論文情報 Fontan‐Associated DyslipidemiaAdam M. Lubert(Cincinnati Children's Hospital) 他著 Journal…

次世代のフォンタン

フォンタンの医療技術の未来に興味があります。 次世代のフォンタンについてまとめた解説論文がアメリカ心臓協会にありました。 新技術についての部分をまとめてみます。 論文情報 まとめ 感想 論文情報 Fontan Circulation of the Next Generation: Why It'…

先天性心疾患の学業成績(米ノースカロライナの調査)

先天性心疾患の知的面の発達の問題が気になります。先天性心疾患は軽度であっても、学業成績が基準以下の人の割合は、重度の人と変わらない。この人に支援が行き届いていない可能性があるという論文がありました。 論文情報 まとめ 過去研究との違い 対象者 …

フォンタンの子供の体組成と運動能力

フォンタンの子供の体についての論文をよみました。Journal of the American Heart Associationに掲載されています。肥満と低体重両方があります。全体としてみれば、筋肉などが少ない傾向です。 論文情報 リンク まとめ 感想 注意点 論文情報 Body Composit…

fontanで運動能力が良い人の特徴

先天性心疾患の体調管理に興味があります。 フォンタン患者のうち運動能力が高い人と低い人の違いについて調べた論文を読みました。やはり年齢との関係が強いですが、ビタミンDが十分かどうかなども関係すると書かれています。 論文情報 まとめ 感想 論文情…

40歳以上の修復された心室中隔欠損者でも、酸素摂取能力が低い

先天性心疾患の長期リスクを調べています。 手術で修復された心室中隔欠損者は、定期通院をしない場合も多いが、酸素摂取テストの結果が良くないとのデンマークの論文がありました。 論文情報 リンク まとめ 感想 論文情報 40歳以上の心室中隔欠損者の機能的…

30年間のノーウッド手術後の死亡率の低下

先天性心疾患に関するこれまでの医療の進歩に興味があります。 ノーウッド手術後救命率の変化についての論文をよみました。 論文情報 Decreasing Interstage Mortality After the Norwood Procedure: A 30‐Year ExperienceMichelle Kaplinski他著 Journal of…

先天性心疾患と脳卒中リスク

先天性心疾患の長期リスクを調べています。 虚血性脳卒中リスクについての論文を読みました。デンマークでの研究です。 論文情報 リンク まとめ 調査対象 リスク 感想 論文情報 先天性心疾患の成人における虚血性脳卒中 Ischemic Stroke in Adults With Cong…

軽度から中等度の先天性心疾患の高齢者は、神経認知障害リスクがある

先天性心疾患の脳機能への影響が気になります。 軽度から中等度の先天性心疾患の高齢者は、認知機能テストのスコアが一般者よりも劣るとの論文がありました。Stanford University School of Medicineの論文です。 論文情報 まとめ 問題がある項目 この研究の…

先天性心疾患とコロナウイルス ニューヨークの分析

先天性心疾患患者のコロナウイルスリスクが気になります。アメリカニューヨークの事例が2020年10月14日に発表になりました。 遺伝子性疾患や、合併症のある人、高齢者の重症化リスクは高い一方で、若年者については、一般と比べて、とりわけ高リスクとは言え…

フォンタンの吸気筋トレーニングは効果がある(2017年の論文)

先天性心疾患の運動について調べています。 運動の中には、有酸素運動、筋トレ、呼吸筋トレーニング、柔軟等があると思います。この中で一般になじみのない運動として呼吸筋トレーニングがあります。 前回の フォンタンの運動「フォンタン アメリカ心臓協会A…

単純な先天性心疾患の患者にも、知能的精神的問題のリスクがある(デンマークの研究)

長期的なリスクを調べて、可能な限りリスクを避けたいと思います。先天性心疾患と知能的、精神的な問題発生についての論文を読みました。アメリカ心臓協会への投稿で、デンマークでの研究です。 論文にはコメントがついていたので、併せて読んでまとめていま…