軽微な先天性心疾患でも長期的には心臓の問題が発生するリスクが高い?

軽微な先天性心疾患の患者が年を取った場合に、心臓の問題が発生するリスクが高いという論文を見つけました。(2019年2月28日公開)

論文

タイトル等

Substantial Cardiovascular Morbidity in Adults With Lower-Complexity Congenital Heart Disease

Circulation. 2019;139:1889–1899

著者

Priyanka Saha ら

スタンフォードの研究チームの論文です。

まとめ図

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軽微な先天性心疾患の患者も長期的には心臓異常のリスクが高い

感想

いわゆる根治術を行ったり、自然に穴がふさがったりして、問題のない心臓になったとしても、将来的には高リスクの可能性があるということです。

ただし、まだ、原因が不明ということなので、軽微な先天性心疾患だった人全員がリスクが高いと言い切れるわけではありません。

本人も治ったとして意識してない場合もあるのではないでしょうか?

そのような人も、心疾患のリスクを上げる喫煙をせず、肥満、高血圧に気を付けることが大事だと思います。(もちろんそれ以外の人も)

 

注意点

 本内容を参考に何かの判断に使う際には必ず原著に当たってください

 

リンク

https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCULATIONAHA.118.037064