アメリカ心臓協会(AHA)の筋トレの解説(2007)
アメリカ心臓協会による筋トレの解説(2007年改訂版)を読みました。各種心臓疾患患者に向けた内容です。
論文情報
題名
Resistance Exercise in Individuals With and Without Cardiovascular Disease: 2007 Update
A Scientific Statement From the American Heart Association Council on Clinical Cardiology and Council on Nutrition, Physical Activity, and Metabolism
著者
Mark A. Williams 他
掲載誌
Circulation. 2007 Volume 116, Issue 5 572–584
AHA Scientific Statement
リンク
まとめ
2000年に出された文書の改訂版です。
内容がとても幅広いので、一部についてまとめてみます。
各種疾患ごとの効果や注意点が書かれています。 その為、先天性心疾患に特化した記述はそれほど多くありません。
一部の疾患では筋トレを行う際に注意が必要ですが、ほとんどの場合には、低リスクと書かれています。逆に、息止めや重すぎる負荷をかけずに、リスクなく筋トレをするようにすべしということでしょう。
筋トレだけではなく、有酸素運動と組み合わせてやることを勧めています。
一つ一つの運動(例えば、上腕二頭筋を鍛えるにはどうするかなど)についての細かい説明は本文には書かれていません。
感想
全身にわたるかなり本格的な筋トレを勧めていたのが意外でした。トレーニングしていない部位は強化されないので、くまなくやるように勧めています。ただ、あまり時間や手間がかかると続けられなくなる人が多くなるのも問題ということもあるようです。
個人的には全く筋トレの知識がないので、専門家にコーチングをしてもらう必要を感じました。
注意点
何かの判断材料にされる際には、必ず原著に当たってください。