先天性心疾患と睡眠
どうも睡眠の質が低いような気がしています。これが先天性心疾患と関係性があるのか気になり論文を調べました。
しかし、本文を(フリーで)参照できるものがなく、概要しか読むことが出来ませんでした。そのうちのいくつかをまとめてみました。
まとめ
各論文に書かれている有病率を円グラフで表しています。
研究機関名の下に書かれているのは、睡眠時無呼吸症候群かどうかを調べた方法です。
睡眠時無呼吸の有病率は、元々、睡眠に問題がありそうな人を検査対象にしている可能性があるなど、条件がわからないので、ご注意ください。
Ohio State Universityの○○項目該当というのは3つのアンケート調査をしたうちの何個で有病と判定されたかが書かれているのではないかと思います。(概要欄には、詳しい説明がありません)
4論文を見て
- 大人と子供で原因が違っている可能性があるかもしれない
- 体重が重いことはハイリスクそう
と言えそうです。
感想
本文が読めないことで研究の詳細がわかりません。そのため、先天性心疾患と睡眠の質についての関係は断言できるレベルまで理解できていません。
子供の方が低リスクとも書かれている論文もありますが、子供と大人で原因が違っている可能性を書いている論文もあり、まだ研究自体も少ないのかなと思います。
通常生活で「息止めをするな!」と言われているのに、睡眠時無呼吸だとよくないと思うので、気を付ける必要はあると思いました。
参照した論文
Medical College of Wisconsin
PREVALENCE AND RISK FACTORS OF OBSTRUCTIVE SLEEP APNEA IN ADULTS WITH CONGENITAL HEART DISEASE
Ohio State University
OBSTRUCTIVE SLEEP APNEA IN ADULT CONGENITAL HEART DISEASE: WHO IS AT RISK?
Royal Brompton Hospital 呼吸器小児科
Sleep disordered breathing in children with congenital heart disease | European Respiratory Society
東京女子医科大学 循環器小児科