COVIDによる変化をより良い診療につなげる
コロナで起こった医療の変化を将来の理想的な医療につなげようという論文を読みました。
論文情報
Adult congenital heart care in the COVID-19 era, and beyond: A call for action
Michael A. Gatzoulis他著
International Journal of Cardiology Congenital Heart Disease Volume 1, July 2020
リンク
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666668520300021
まとめ
型にはまった医療から抜け出して、患者個人に合わせた医療、全員に公平な医療に作り替える
感想
コロナによって強制的に医療が変化していますが、そのうちの一部には、将来やろうと思っていたことを前倒しにやっていることもあると思います。このことによって、医療の発展が加速する可能性があります。
先天性心疾患は患者によって違いが大きいので、自分に合わせた医療が実現すれば、負担を減らし、よりよい生活が実現できると思います。また、若いころからの生活習慣の改善など、患者が自分で気を付けることで、将来を改善できることがたくさんありそうですが、現状では、なにをどうやって良いのか、よくわからない状況だと思います。
これを改善するために、情報を患者に渡せば、患者本人も巻き込んで、病院での治療や検査とライフスタイルの合わせ技で、QoLを上げることが出来るのではないかと期待しています。